節分から早二週間、今日2月17日は「国府宮はだか祭」尾張地方はこの時期が一年を通して一番寒いように思います。

さて、昨年末にホームページを全面的に改めたことに伴い、ブログを掲載しようと原稿を準備しました。

年内にはと思っていたのが年明けに、年明けが月末に、と思いの外手間取ってしまいとうとう2月になってしまいました。

ところで、みなさん年末は大掃除されましたでしょうか。
大掃除には「一年分の汚れを落とし新年を新たな心持で始められるように」という意味があるそうです。とても日本人らしい風習ですよね。
そこで今回は「お口の掃除」についても考えてみませんか。

「お口の掃除」と聞いてほとんどの方が思い浮かべるのは「ハミガキ」だと思います。
よくハミガキは「何分ぐらい」したら良いですか?という質問をいただきますが、みなさんどれくらいだと思いますか。

答えは「その人による」なんです。

例えば定期的に来院されている方でお口の状態が安定している方については「今まで通りのご自身のやり方で良いですよ」とお答えしています。
この方たちに普段はどのぐらい時間を掛けていますか?とお聞きすると、概ね3分~5分ぐらいというお答えが大部分です。

また初めて来られた方の場合歯石が少なくハグキの状態がよければ「今まで通りのご自身のやり方で良いですよ」とお答えしますが、
歯石が多くたまっていたり、ハグキに腫れや痛みがある方の場合はお答えする前にご自身のお口の中のどの場所がどうなっているのかを鏡などでよく見ていただき状態を把握していただくところから始めます。
その場所がキレイになるまでの時間がその方のハミガキ時間となりますのでお答えする時間は異なってきます。

ところでみなさんはハミガキの目的とは何だと思いますか。

答えは「プラークを落とすこと」なんです。

プラークとは細かい食べカスや細菌の集まったもので歯の垢です。
日本語では「歯垢」と呼ばれています。
お気づきになったかもしれませんが、ハミガキで重要なのは時間では無いんです。
お口の中の汚れである「プラーク」をしっかり落とせるかどうか!
ここがポイントなんです。

そしてもう一つ重要なことは、ご自身の磨けていない場所がどこなのかを「知ること」です。
実際にご自身でご自身の口の中を隅々まで見ることはできませんよね。
さらに歯並び噛み合わせはそれぞれ違います。
ですから、歯医者さんでご自身の口の中の磨けていない場所がどこなのかをチェックしてもらい教えてもらうことがとても重要なんです。
教えてもらったところを重点的にハミガキすれば時間をかけて磨かなくても歯医者さんに褒められる良いハミガキとなります。

ハミガキで大切なことは磨く「時間」ではなくお口の中の「プラーク」をお掃除してキレイにすることなんです。

毎日おこなうハミガキだからこそこの小さな積み重ねが
「健康でキレイな歯とハグキを手に入れる近道」になります。
みなさんもぜひ実践してみてください!